アサリ


平成29年10月4日 アサリの取り上げ
 中間育成していたアサリ種苗の取り上げを行いました。
 規格外を取り除くためふるいに掛けられたアサリはタマネギ袋に詰められ、飼育試験場所(干潟)に運ばれていきました。 今回のアサリは小さいながらもほとんどゴミが混じっておらず、受け取った人には好感触でした。干潟に出してからの歩留りが気にかかります。


平成29年7月12日 アサリのお引越し
 100トンのドーム水槽で中間育成中だったアサリを、下のコンテンツの350㎡水槽に収容しました。
 ドーム水槽から取り上げたアサリをふるいにかけ、大小を分けます。平均8mmサイズのアサリ45万個と、平均4mmサイズのアサリ130万個をサイズ別プラス密度に差をつけて収容します。収容密度を変え、成長に差が出るかを確認しするためです。 水温も上がるしグングン成長してほしいものです。


平成29年7月6日 アサリ中間育成場完成
 5月から少しずつ造ってきたアサリ中間育成場。

  湧水を止め、屋根を作り、遮光幕を張り、ようやく受入れ準備が整いました。
 5mmまで育ったアサリを収容し、秋までに10~20mmまで大きくする予定です。
 台風が来ませんように。


平成28年12月22日
  アサリ日齢80
 屋内1tタンクで飼育中のアサリですが、年末年始の職員1人対応のため大型ドーム水槽で集中管理することになりました。 砂ごと取り上げられたアサリは500マイクロメートル(μm)以下の砂に比べても大きく成長していました。 来年3月の中間育成開始までには2mm以上に成長します。



平成27年10月16日
  アサリ種苗生産開始
(1)親貝採捕
 平成27年10月16日午前3時、地元漁協の同意を得て、周南市でアサリ親貝の採捕を行いました。潮干狩りと言えば楽しそうですが、真っ暗な干潮時間に、ヘッドライトを装着し黙々とアサリを掘る光景は少し寂しいです。
アサリは泥の中5~10cmのところにいます。熊手でその辺りをかきながら採取します。
およそ1時間半ほどで4㎡余りを掘り、14kgのアサリを捕り、すぐそばを流れる小川で洗って泥を落としました。

(2)採卵
 センターに戻ると、すぐにアサリをプラ船に広げ、新聞紙で覆います。干出刺激は産卵誘発方法の一つです。
 約5時間後、今度は海水に戻し、2~3℃水温を上げて温度刺激をかけます。 これも産卵を誘発する方法です。
 温度刺激をかけて3時間後、産卵が始まりました。一つが産み出すと、応ずるように次々に放卵、放精が始まり、水槽の中が真っ白に濁りました。

(3)収容
 翌日には卵から孵化したトロコフォア幼生を90m3のドーム水槽に収容しました。
 収容総数1億1400万個。来年春、1~2㎜の稚貝になって中間育成池に収容するまで長い飼育管理が始まります



平成26年12月12日
  二つのドーム水槽と室内1トン水槽、併せて14水槽で飼育中のアサリ稚貝は日齢35~75日となりました。 今年は稚貝の餌の植物プランクトンの培養が順調で、まだ大小差はありますが、 大きいものは2㎜に達するくらいになっています。 肉眼では目をこらしてみないと砂と区別がつかない大きさの稚貝ですが、 顕微鏡で見ると、ちゃんと貝の形をしていて、もぞもぞ動いている様子がわかります。



平成26年11月27日
 アサリはふ化後およそ50日が経過しました。収容している水槽には薄く砂を敷いています。稚貝は浮遊期から着底期に入っていて大きいものでおよそ0.7㎜になっています。顕微鏡で覗くと砂粒に混じって動いているのが見えます。
水質維持管理のため、2日毎に飼育海水の1/3量の換水を行います。今日は1トン水槽7つの砂洗いをしました。餌はパブロバ、キート、ナンノクロロプシスを与えています。


平成26年10月8日
  アサリの採卵作業を行いました。採卵誘発は干出刺激と温度刺激を与えます。 1個が産卵するとその刺激で次々に他のアサリの放卵、放精が始まります。 たちまち産卵用の水槽が真っ白に濁ってくるので、受精卵をネットで回収し洗卵します。 1時間後に顕微鏡で見るとすでに分割が進んでいます。


平成25年10月9日
  9月27日に採卵したアサリです。 採卵した翌日にはD型幼生といって、アルファベットのDに似た形になっています。 ふ化して9日目は顕微鏡で見るときれいな貝の形をしています。 まだ透き通っていて、中がよく見えます。



【アサリ種苗を大量生産するための試験】

  平成26年3月14日
 アサリを漁業者に引き渡して、今年度最後の出荷を終了しました。先月17日から2回、延5日に及ぶアサリの取り上げ作業により、合計655kg、574千個のアサリを山口県漁協の4支店へ配布しました。餌料培養池の水温が6℃を下回る寒さでも珪藻が良く増殖してくれて、11月に14mmだったアサリの殻長は17mmまで伸びました。  取り上げは、県水産研究センターの指導を得て、ポンプ鋤簾で行いましたが屈強の大男も丸1日は続けられない重労働、取り上げたアサリ・貝殻・巻貝混合物からアサリをより出すのもたくさんの人手を要しました。  鋤簾で池全体を2回引いたはずですが、アサリ池の中にはまだ、951千個のアサリが残っているという坪狩り調査結果も出て、考えさせられることの多いアサリ育成試験でした。


平成25年11月20日
 11月1日にアサリ養殖池の坪狩り調査をしました。アサリの数は140万個と充分ですが、平均殻長は14.0mmと8月から1mmしか成長していません。9月から施肥量を増加させましたが、秋はなかなか餌料プランクトンが湧きません。ゴウを煮やした担当者は、陸上水槽で培養した餌料プランクトンをアサリ池にホースで送ることにしました。肥料の試験を途中で打ち切り、250トン水槽3面と70トン水槽5面で培養した餌料プランクトンを使います。  昨日は赤茶色の餌、今日は緑の餌、明日は茶褐色の餌と日替わりメニューでアサリは大喜びですが、さて、大飯ぐらいのアサリを賄い切れるでしょうか。


アサリ成長不良で緊急対策に踏み切る
平成25年9月11日
 大型池(1,000㎡)で飼育しているアサリの坪刈り調査を9月6日に実施しました。6月に池に撒いたアサリは、6月8mm、7月10mm、8月13mmと順調に成長してきましたが、9月の平均殻長は13.3mmと成長に急ブレーキがかかりました。長雨続きで、餌の植物プランクトンの増殖が悪かったこともありますが、これまでの順調な成長に気が緩み、施肥量を増やすべき時期に藻類の大発生を恐れて肥料を制限していたことが原因です。  ひもじがるアサリの声に押されて、「労をいとうな、藻搔きを恐れるな!」と担当者は奮い立ち、急遽、施肥量を大幅に増やしました。推定個体数は180万個と計画数を上回っています。


平成25年7月24日
  大型池での飼育中、シオミドロや糸状の緑藻が砂泥上に大量発生し、アサリが水管を出す場所がなくなりそうになったので、「藻掻き」を行いました。半日の作業を二人が二日間続けておおむね駆除しました。何日後かにまた「藻掻き」が必要になるかもしれません。採介漁業振興に必要な苦労です。アサリは殻長9.9mmまで成長しました。(7月10日計測)