アユ


平成29年1月12日
 外海側からの養殖用種苗出荷
 外海第二生産部で飼育しているアユ種苗が今年度初めて出荷されました。
いつもの魚類出荷と同じように、前日に計数して小割網に収容しているアユを網寄せし、バケツですくってはバケツリレーで輸送用水槽に移しました。
 ただし、アユを収容していた水槽と輸送用水槽の水は、塩素を抜いた水道水と海水を混ぜ合わせた1/3海水というところがカサゴやキジハタの出荷と違うところです。
養殖場の淡水飼育になじむように一日前から馴らしていました。
 アユの種苗は大量に生産するので、内海生産部で生まれた種苗の一部を外海側の第一生産部と第二生産部が引き受けて育てています。
この時期、日本海の海水は瀬戸内海と比べて温度が高いので、アユの成長が良いというメリットもあります。


平成28年10月25日 
 現在のアユ種苗生産状況は
 粟野川系F1(1代継代飼育したもの)
   23日齢 を 800万尾/17mm
 粟野川系F6(6代継代飼育したもの)
   3日齢 を 280万尾/8mm
   飼育中です。
 錦川系 F0(天然親魚から採卵)
 を育卵中です。
 新たな系統の錦川系は天然親魚からの採卵のため、粟野川系F1に比べ1ヶ月程度遅れがでました。 水温低下前に大きくなるといいのですが。 今は育卵をしっかり行い、ふ化に備えています。



アユ親魚 雌雄選別
平成28年9月8日 山口市の椹野川漁業協同組合平川生産場でアユ親魚の雌雄選別作業を行いました。
 約9,000尾のアユ親魚を、椹野川漁業協同組合の職員さんと栽培漁業公社の職員で雄と雌に分けていきます。
午前10時から始まった選別作業は午後4時までかかりました。
栽培漁業公社での種苗生産は10月から始まります。
雌雄選別は、採卵作業の効率化(採卵日に雌を触るだけで済む)と親魚が育成池で自然に産卵してしまうことを防ぐために行います。
雄と雌は尻びれの形で見分けます。メスの方が三角形に広がっていて、雄は細長く尾びれに向かっています。


アユ種苗の河川放流が始まりました。
4月になり河川水温も上昇してきました。
昨年10月に公社でふ化したアユの各河川への放流が始まりました。
平成28年4月13日、椹野川漁協では中間育成を終えた種苗を深川川と椹野川に放流するための取り上げが行われ、4~10gに成長したアユが河川に運ばれていきました。
一年間に県下各河川に放流されるアユは重量で13,450kgに上り、アユ釣りシーズン到来を待ち望む太公望たちを楽しませることでしょう。


平成28年1月29日
 雪国?
   1月29日、岩国市と島根県の県境にある玖北漁協にアユ種苗の出荷に行ってきました。
前の週に十数年ぶりという大雪に見舞われ、出荷が延び延びになっていましたが、やっと中間育成場に持って行くことが出来ました。
この日の内栽の飼育海水温は6℃台でしたが、こんな雪国にもかかわらず玖北の飼育水温は12℃台とのこと。
内栽で凍えていたアユも温かな?水の中で春の放流までに大きく成長して欲しいものです。


平成27年12月17日
 アユの里帰り(初出荷)
   12月17日に今シーズン初のアユの出荷がありました。
 アユの出荷は他の海水魚と異なり、海水飼育から河川の淡水飼育に切り替えなければならないため、淡水馴致という作業が出てきます(他の機関ではもう少し大きくしてからいきなり淡水に切り替えるところもあります)。
当公社では、出荷前日に海水で飼育していたアユを取り上げ、水道水で1/3に希釈した海水で翌日まで慣らしておきます。出荷先にも海水を運び、受入れる池もだいたい1/3海水にして、アユを搬入した後徐々に河川水を添加し淡水飼育に変えていきます。
5月ごろ、5~10gに成長したアユは各河川に放流され、釣り人を楽しませます。


平成27年11月30日
 アユの選別作業
 アユ仔魚はふ化後、約2ヶ月が過ぎ、今期、初めての選別作業を行いました。
選別とは、同じ水槽で育ってきたアユの大小差を揃えるため、網の目合いを通り抜けられる小さい群と通り抜けられない大きい群を分けるために行う作業です。大小差のついた群をそのまま飼育すると、大きい群はより大きく、小さい群は全く成長しなくなってしまいます。
 今回は160目のモジ網を使って選別作業を行いました。
 エサで集められたアユをフィッシュポンプで選別網の中に流し込み、網の中に残ったサイズの大きい群れを計数しながら別の水槽に収容します。計数はパートさんが一匹ずつ……ではなく、サンプルとして1000尾くらいを数回数え、平均重量から全体の尾数を割り出します。
この日は2水槽の選別作業を6時間かけて行い、40mm以上のアユを約40万尾別水槽に収容しました。
これで網から抜けた小さい群もちゃんと成長するようになるでしょう。
 アユの選別出荷シーズンはまだ始まったばかり、職員一同はりきってます。


平成27年9月20日
 アユ種苗生産
 椹野川漁協で飼育されていた粟野川系アユ親魚から今年初の卵が取れました。
1尾のアユから3~50,000粒が採卵でき、10日くらいで約半数がふ化します。
アユの種苗生産は卵の状態のときは淡水で育卵し、ふ化後淡水に徐々に海水を足して、ふ化して3日目には海水飼育に移行します。
自然界でも川で生まれたアユの赤ちゃんはいったん海に出て、ある程度大きくなってから生まれた河川に遡上していきます。
栽培センターでふ化したアユの仔魚は早ければ12月中旬には5cm(0.5g)になって、各河川の中間育成場に出荷されます。担当者のみなさん頑張っていきましょう。


平成27年1月29日
 本日はアユの稚魚20万尾を椹野川漁業協同組合さんへ出荷しました。 昨年12月17日の初出荷から、選別して大きさを揃えながら順次出荷を行ってきましたが いよいよゴールが見えてきて、今週はアユの出荷のラストスパートです。 今月末で県内の放流用種苗およそ220万尾を出荷し終えます。
 昨日は最後の全長測定でした。サンプル平均50.33㎜です。
出荷されたアユは漁協で約5g前後まで育成された後、4~5月に県内の河川に放流される予定です。


平成26年12月17日
 今年度、アユの初出荷です。 9月23日~24日に採卵、10月5日~6日ふ化、日齢72日~73日の稚魚はおよそ50㎜、0.5gの大きさになりました。
本日は椹野川漁業協同組合に20万尾を出荷します。 職員がバケツリレーをしてトラックの水槽に積み込みます。
あいにく朝から雪が降っていて、積み込みをする組合員さんの上にも、見る間に雪が積もっていきます。
「大きくなっているね」と声をかけていただいた担当者は「今年初だからね、精鋭よ!」と答えていました。


平成26年12月12日 アユ選別
アユの稚魚は日齢67~69日で、約900万尾を飼育中です。 12月に入り、成長に差が出てきたアユの稚魚を選別しながら計数しています。 餌で集めてホースで吸い込み、選別用の網を使い、大小を分け別の水槽に収容します。 大きいものは年内に出荷して、小さいものは水温が高い日本海側の外海第二栽培漁業センターに移し、成長を促します。 およそ50㎜の大きさの稚魚を今週と来週で60万尾出荷する予定です。


平成26年11月20日
 アユは日齢39日~56日です。 大きさは水槽ごとの平均が25ミリ~36ミリ。 早いものでは40ミリの大きさになって、点々と体に色がつき始めたものもいます。 この頃にはヒレの筋やアブラビレが現れます。まだウロコはありません。 このような変化を経て、仔魚から稚魚と言われるようになります。 およそ1,100万尾が順調に育っています。


平成26年10月29日
 日齢16日~25日のアユ稚仔魚およそ1,200万尾を10水槽で飼育しています。 ふ化したときは6ミリの大きさでしたが、現在の全長はおよそ16ミリ~20ミリです。 餌は、ワムシ→アルテミアを与えてきて、そろそろ配合餌料も食べ始めました。


平成26年9月26日
 椹野川漁業協同組合よりアユの卵が付着したマットを搬入しました。
アユの卵は直径約1㎜の大きさで、卵の表面にある膜が裏返って付着器にくっつきます。 付着器のマット1枚におよそ2万個がついています。
卵が付いたマットを淡水の水槽の中に並べて吊し、12日くらいするとふ化します。
育卵中は水カビ病を防ぐため、毎日消毒や洗浄をして管理します。
ふ化した仔魚は全長6㎜くらいです。目をこらして水槽の中を見ると ふ化した仔魚が元気に泳ぎまわっています。